張雲科弁護士は、主に企業商事法律業務を取り扱い、コーポレートガバナンス、金融業務、商事紛争、建設工事、金融手形、海事海商等を得意分野としています。
金融業務分野では、張弁護士は2014年に中交第一航務工程局有限公司のプライベート・プレイスメント・ノート発行プロジェクトにトータルな法務サービスを提供しました。2017年には「中交一航局売掛金資産サポート特別計画」（資産証券化）プロジェクトの特別法律顧問を務めました。
建設工事分野では、工事発注者、工事請負人にプロジェクトプロセス管理サービスを提供し、プロジェクトのコンプライアンス管理、保護時効、証拠保存、決済回収を促進しました。
商事訴訟分野では、中央企業の中鋼集団（天津）有限公司、中交一航局第一工程有限公司の現時点で最高対象事件の代理人を務めました。
金融手形分野では、中交一航局第一工程有限公司の30件余りの手形紛争の代理人を務め、事件は想定通りに進展し、当事者の満足する結果を得ました。
海事海商分野では、年間を通じて中国平安財産保険股份有限公司が保険を引き受ける大口ばら積み品の損失とミスの償還請求事件の代理人を務めました。天津港第二港埠有限公司が瑪斯特散貨運輸有限公司、上海鵬華船務有限公司、新天国際船舶代理有限公司を訴えたバース損失紛争事件の代理では、バース混み損失の賠償範囲を「非生産停泊費」に限定していた国内裁判慣例を打ち破り、賠償範囲を港湾利益損失まで拡大しました。建平県福勝商貿有限公司が唐山海港京唐国際船務代理有限公司を訴えた滞船料紛争事件の代理では、国内で初めて前例方式で「ウェザーワーキングデー（好天荷役日）」という荷役時間用語の中、バース待ち期間中の天候不良時間を荷役時間に算入すべきである旨を確認することに成功しました。

1997～2001 上海海事大学 法学学士
2004～2006 中国海洋大学 法学修士

2001～2004 青島農業大学法学院講師
2006～2008 北京大成法律事務所天津支所弁護士
2008～2015 天津四方君匯法律事務所パートナー
2015～2018 天津融匯（濱海）法律事務所主任
2018～現在 泰和泰（天津）法律事務所シニアパートナー

天津海事法院で長年事件の代理人を務め、訴訟経験が豊富で、テクニックに優れ、和解と勝訴率は90％以上。
天津港第二港埠有限公司が瑪斯特散貨運輸有限公司、上海鵬華船務有限公司、新天国際船舶代理有限公司を訴えたバース損失紛争事件【事件番号：（2009）津海法商初字第29号】の代理人を務め、バース混み損失の賠償範囲を「非生産停泊費」に限定していた国内裁判慣例を打ち破り、賠償範囲を港湾利益損失まで拡大。 建平県福勝商貿有限公司が唐山海港京唐国際船務代理有限公司を訴えた滞船料紛争事件【事件番号：（2011）津海法商初字第437号】では、国内で初めて「ウェザーワーキングデー（好天荷役日）」という荷役時間用語の中、バース待ち期間中の天候不良時間を荷役時間に算入することを確立した。
中国平安財産保険股份有限公司斉斉哈爾中心支公司が九三集団天津大豆科技有限公司を代位し、大豆不足損失106万元についてトラス（MV APOSTOLOS）船主に償還請求した訴訟一審二審手続きにおいて、一審では全額勝訴し、全国で初めて貨物計量地点において海運運送請負人の責任期間が過ぎていても計量結果が海運運送請負人を拘束しないことを表すものではないことを確立した。
二審は85％の比率で和解し、同類事件の中で比較的高い和解比率となった。
天津市濱海新区計画・国土資源管理局塘沽分局と香港環威投資有限公司の不動産合同出資、共同開発契約紛争【（2011）津高民一初字第0005号案】の代理人を務め、賠償請求額は10億2,000万元に上った。
現在、中交一航局第一工程有限公司の30件余りの手形紛争の代理人を務め、訴額は約3億3,000万元。

張弁護士は北京大学『法学雑誌』等の社会科学主要誌に
「南アフリカ関連船認定およびその対応措置」
「信用状受益者の詐欺の分析」
「保険業者代位求償権制度の法理分析」
「海上油濁の『流出させた者が責任を負う』原則を論じる」等多くの学術論文を発表している。